当科の紹介
教授ご挨拶
東海大学医学部付属八王子病院
小児科臨床教授
新村文男
教授ご挨拶
2023年4月より八王子病院小児科に赴任いたしました。私が東海大学医学部に在籍してまもなく当院小児科が開設され、その発展の様子を医局員の一人として見守ってまいりました。当院小児科は2002年の開設以来20年以上が経過し、八王子市およびその周辺地域の中核病院としての役割を果たすに至っています。日頃、私達の小児科を支えてくださっている地域の先生方、患者様に感謝を申し上げます。
小児科はこどもにとっての総合診療科ですので、臓器を問わず、急性・慢性を問わず、まずは相談に乗ることが責務と考えています。その上で大学病院としての長所を活かして、呼吸器・アレルギー、腎臓、神経、内分泌、循環器などの各専門性を持った医師が直接・間接的に診療に関わることで幅広い小児疾患に対して標準的な医療を提供できるように心がけています。また、小児外科との連携により消化器疾患や泌尿器疾患にも対応することができるのも当科の特徴です。また、当院小児科は2019年より東京都アレルギー疾患医療専門病院(診療領域小児科)の指定を受け、アレルギー疾患の診断、治療においては地域の拠点病院として診療を行っています。
当院は開設時からの目標のひとつである小児救急医療の提供について、夜間・休日の2次救急の担当病院としての役割を担っています。また、近隣のクリニックの先生方からの入院や精査のご依頼に対して、積極的に受け入れることが地域医療への貢献につながるものと考えております。患者さんやご家族からはもちろん、近隣の先生方からも“頼りになる小児科”と言っていただけるように小児科一同、精進してまいります。
小児科医としての研修を希望する若手医師にとってはいわゆるcommon diseaseから、より専門性の高い疾患や重症疾患までを幅広く経験できる病院として魅力的な小児科であると考えます。将来、小児科医になることに興味のある先生がおられましたらお気軽に声をかけていただきたいと思います。
今後とも東海大学医学部付属八王子病院小児科をよろしくお願い申し上げます。
教授プロフィール
●略歴
1985年 東京医科歯科大学医学部卒業、同小児科学教室に入局
1989年 北里大学小児科・腎センター(1年間の国内留学)
1992年 米国テネシー州バンダービルト大学小児腎臓病部門(3年間の海外留学)
1995年 東京医科歯科大学医学部付属病院小児科
1999年 東海大学医学部助手として平塚市民病院小児科に出向(1年間)
2000年 東海大学医学部小児科特定研究員
2002年 東海大学医学部付属病院小児科講師
2008年 東海大学医学部付属病院小児科准教授
2023年 東海大学医学部付属八王子病院小児科臨床教授
●所属学会
-
日本小児科学会(専門医、指導医)
-
日本小児腎臓病学会(代議員、編集委員)
-
日本腎臓学会(専門医、指導医)
-
日本小児腎不全学会
-
日本透析学会
-
日本小児感染症学会
-
日本医学教育学会
-
American Society of Nephrology (ASN)
-
International Pediatric Nephrology Association (IPNA)